教会の結婚式

 教会と言うと結婚式を思い浮べる人が多いのではないでしょうか?又、結婚式以外で教会に行ったことは無いとという人もいるでしょう。しかし、結婚式場等のキリスト教式結婚式とは一味も二味も違った結婚式が教会では行われます。
 

・とある結婚式式次第
・とある結婚式感謝会
・とある結婚式風景
・愛についての聖書の言葉

とある結婚式式次第
教会での結婚式のプログラムはどうなっているのでしょうか?とある教会のとある結婚式の式次第を見てみましょう。

「結婚式式次第」
司式者:----牧師
証 人:---・---
奏楽者:---、---
前 奏
奏 楽 新婦入場 一同起立
讃 美 聖歌 392番 一 同
聖書朗読 -------牧師
祈 祷 -------牧師
誓 約 (会衆は承認者となる) 一同起立
特別賛美 独唱-----、奏楽-----
式 辞 司式者
讃 美 聖歌 429番 一 同
頌 栄 聖歌 383番 一 同
祝 祷 司式者
奏 楽 新郎新婦退場 一同起立
挨 拶 親戚代表

※頌栄、祝祷について語句説明はこちら
※証人とは、仲人と同じと思ってください。


とあるレセプション・プログラム
レセプションの行い方は色々あり、無い場合ももちろんあります。
今回は「感謝会」と言うかたちをとっています。

「感謝会プログラム」
司会:---
奏楽:---
奏 楽 新郎新婦入場
讃 美 讃美歌 229番 一 同
祈 祷 新郎教会副牧師
乾 杯 新婦教会会員
新郎新婦紹介 証 人
祝辞・特別讃美 新郎教会青年会
祝辞・特別讃美 新婦教会有志
讃 美 聖歌 85番 一 同
挨 拶 新郎新婦
終 祷 新婦教会牧師


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さて、「とある結婚式」を覗いて見ましょう。

「いよいよ新婦の入場です。」

先頭を行く男の子は、リングボーイ、結婚指輪を運んでいます。

リングボーイのうしろからは、フラワーガール、新婦が歩くバージンロードに花をまきます。

そして新婦と新婦の父、この時の父の心境やいかに?
外国の結婚式を見ると、この場面は必ずしも父が付き添うわけではない。しかし父が送って行くと言うのは自然な姿のように思います。

さて、新郎はいずこに?



おーっと、いました。
新郎は、バージンロードの行き着く先、講壇の前で新婦になる方を待ちます。

そして、付き添いの、これからお父さんと呼ぶ人の手から、新郎は新婦を受け取ります。このへんの儀式には意味を感じます。

「誓約」

二人で神の御前に立ち、結婚の誓約をし、神による契約が結ばれます。
誓約の印とする「はい」と言う新郎新婦の言葉、誰もが緊張する瞬間です。

そして、結婚の契約の証として指輪の交換があります。


 この後に、司式者(牧師)による式辞、時には祝いのために独唱などの賛美がささげられます。



 会衆賛美と司式者による祝祷(新郎新婦と会衆に神の祝福があるように)の後に、新郎新婦退場です。結婚式に参加した会衆一同の祝福の拍手を受けての退場となります。

 結婚式場だと、このまま披露宴会場へとなりますが、教会員による教会員のための結婚式は一味違います。
さて、何があるのかな?

今回の場合(毎回、形は違うので)は、「感謝会」と言う名で、簡単なレセプションがありました。

パンチで乾杯、お茶とケーキの茶菓でチャペルでスムーズに会は進んでいきました。
新郎新婦の友人・知人や教会員による賛美や言葉のプレゼントを中心に、お二人の経歴紹介など、和やかに雰囲気でプログラムが進行していきます。





 レセプションのあとは、参加してくださった会衆と新郎新婦が祝福と感謝の挨拶の交換です。
 暖かい言葉が交わされ、新郎新婦もこの頃には緊張も少し解かれているはず。
本当は一言ずつでたくさんの人と挨拶を交わすはずなのですが、大抵は友達と写真を撮ったり、双方に言いたいことがたくさんあったりしてスムースには進みません。


こんな感じで、とある結婚式は進んでいきました。どうですか?結婚式場の結婚式とはどこか違うでしょ?


結婚についての聖書の御言葉

ここで結婚式で必ず読まれる聖書の箇所を紹介します。既婚者も結婚式でこの御言葉が読まれるたびに、自分の結婚生活への心を確認したりするようです。

「愛についての聖書のことば」
「あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。また私は、さらにまさる道を示してあげましょう。たとい、私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましい銅鑼や、うるさいシンバルと同じです。また、たとい私が預言の賜物を持っており、またあらゆる奥義とあらゆる知識とに通じ、また、山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、愛がないなら、何の値打もありません。また、たとい私が持っているもの全部を貧しい人達に分け与え、また私の体を焼かれるために渡しても、愛がなければ、何の役にも立ちません。愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。
こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」
  (コリント人への第一の手紙12章31節〜13章13節)



どうでしょうか、教会の結婚式のイメージが読者の頭の中で流れ、それがとても暖かく感じられますように祈ります。

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(注意)
このページは、結婚式場の宣伝ではありません。又、当教会では、教会員の結婚式を原則としています。