教会のお葬式


お葬式

 現在、ノンクリスチャンの方でも結婚式をキリスト教式で行う人が増えているようで、出席したことのある方も多いと思います。しかし、お葬式となると「御仏前ではダメですよね」とか「御霊前ならば良いのでしょうか」と、色々と疑問が沸いてきます。そこで、このページでは教会の告別式を取り上げてみます。


  と言いながら、初っ端から断っておかなくてはいけないことがあります。それは、教会の告別式のやり方は、宗派のみならず教会ごとにオリジナルであると言うことです。それでも参考になるはずですので、下記をご覧下さい。

 これは他宗教で言えば「香典袋」と同じです。教会では線香やご焼香がないわけですから香典ではありません。献花と言うものをしますので、「お花料」となるわけです。しかし、献花をするためのお花の料金と言うわけでなく、日本の習慣に合わせるための名目上のものとお考え下さい。
 「こんな袋どこで売っているの?」と疑問が出てくるでしょう。キリスト教関係の書店や販売店で売っていますが、現在では大きい文房具店では大抵置いてあります。

尚、「お花料」の袋にしなくてはいけないわけではなく、「御霊前」でも問題はありません。
「ええっ、どこに記名するの?」こんな疑問も出てきますね。
「お花料」の文字の下に花の絵に少々字がかかっても良いので書きます。または、中心線からずれますが、花の絵の右側に書いても構いません。それでも、どうしても気になる方は、裏面に記名しても構いません。
必ず受付があるはずですので、ご記帳の際に受付の人にお渡し下さい。
告別式では、讃美歌や聖歌を唄いますが、大抵は故人の愛唱歌などとなっていますので、知らない曲であっても歌詞を目で追うだけでも構いませんので、ご一緒にお唄い下さい。又、祈りの時は、他宗教の方であっても目を瞑って祈りの言葉に耳を傾けて下さい。
「告別式次第」
司式:小林和夫牧師
奏楽:-----------

前奏
讃美 「みうせしわが主と(聖歌724) 一同
聖書朗読と祈り  宮崎誉牧師
故人略歴   司式者
讃美 「見ゆるところによらず」(聖歌539) 一同
弔辞   婦人会代表
弔電朗読
式辞    司式者
頌栄 「ちち、みこ、みたまの」(聖歌383)一同
終祷    司式者
挨拶    遺族代表
献花    一同
左は、とある告別式の式次第です。
選ばれている讃美(今回は聖歌)は、上記にもありますように、大抵は故人の愛唱歌です。
弔辞は、故人の友人や教会のメンバー等、故人の生前の様子をよく知っている人が話すのが通常です。
献花は、故人にお別れを言うわけですから当然の流れで、多くの教会では一番最後になるようです。この献花の行い方が、教会によって異なりますので、司式者やその教会の会員の方の指示に従って行ってください。
「出棺」
教会員以外の方は大抵の場合、式が終了したら帰ってしまうのですが、出棺はこの世での本当の最後の別れの時なので、お立会い下さいますと故人も喜ぶかと思います。
クリスチャンは、この時に天国での再会を思います。
上記は「告別式」についてですが、一般で言う「御通夜」に当るもので「前夜式」(「棺前祈祷会」「前夜の祈り」と呼ぶ教会もあります)と呼ばれるものが教会にはあります。又、一般的には御通夜に出席する人が多いようですが、教会員の多くは「前夜式」よりも「告別式」に出席する人が多いです。皆様にも「告別式」ご出席することをお薦め致します。

キリスト教専門葬儀社「輝(かがやき)」

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