説教題:「神と知り合う関係に生きる」
聖書:ヨハネによる福音書 第10 章14,15節
説教:土井恵 師
賛美:新聖歌20 「主の真実はくしきかな」1,2,3 新聖歌112「カルバリ山の十字架」1,2,3
今日の個所には、「知る」という言葉が繰り返されています。
聖書が言う、知っている、ということはどういった意味を持っているのでしょうか。
1.神は私達を知っていらっしゃる
この箇所での「知る」ギリシャ語でギノースコーという言葉です。羊と羊飼いの関係に現わされているように、主はあなたのことをよーく知っている、熟知している、ということです。この世の誰よりも勝って、一番に、私という存在のことをよーく知っていてくれるのは、聖書の神様です。
何より、羊飼いである主は羊である私達の痛み、苦しみを知っているのです。誰にも分からないあなたの痛みを知っています。いいえ、あなたが知っていると思っている以上にあなたの事を知っていらっしゃるのです。何故なら羊飼いであるイエスは、あなたの道を通ったことがあるからです。私たち一人一人のことを熟知し、愛していてくれるのが神様なのです。
私は羊のために命を捨てる、とありますが、救い主イエスは私のために、命かけて十字架にかかり、神の救いを現わしてくださいました。私達がどのような者かを知りながらも、十字架の死に至るまで歩んで愛を示してくださった、このことを深く私たちは味わいたいと思います。
2.私達もまた神を知るということ
ギノースコー「知る」という言葉は、経験によって知るということも意味しています。私達の人生の目的は、神さまのことを深く知っていくことにあると言っても言い過ぎではないでしょう。あなたは一生をかけて神さまのことを知っていくのです。神のお心を知っていくのです。
口先だけではなく、私達を愛して下さる神は、私達にご自分のことを知らせようとなさっています。私が神を知る前に神は私を知っておられ、またご自分の愛を私達に知らせようとなさっています。それを私達は受け取ることが出来るのです。自分の力だけで神さまのことを知ることが出来ません。今日から受難週に入ります。私達はイエス様の十字架と復活のことを想う1週間です。イエス様はその命を投げ出してまで私を愛して下さっています。
神は、私があなたを知っているように、あなたもまた私のことを知るのだと仰っています。神と知り合う関係に生きていく私達でありたいと思います。
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