説教題:「知らんぷりはしない神」
聖書:ルカによる福音書 第18章25~43節
説教:土井恵 師
賛美:新聖歌9番「力の主を」1,2,3、新聖歌315番「主の御手に頼る日は」1,2,3
今日は、盲人と主イエスとの出会いを通じて、「私たちは主を求めることが出来ます」ということを学びたいと思います。どのように求めることなのでしょうか。
- 主イエスが、立ち止まって、尋ねてくださることを知る、ということです。
盲人が道端に座って物乞いをしていた時、群衆が通っていく音を耳にしました。
目が見えない彼にも、周辺の様子がいつもと違うことが分かったのです。そばにいた人が「ナザレのイエスがお通りだ」と知らせてくれました。盲人は、「ダビデの子イエスよ、私を憐れんでください」と叫びました。群衆の中の人たちが盲人を黙らせようと叱りつけましたが、彼は遠慮せず、ますます叫び続けました。
主イエスはどうされたかというと、40節「立ち止まって」盲人を連れてくるようにと命じられました。この時イエス様は、人々の罪の身代わりのために十字架につきにエルサレムに向かっていく最中でした。神から委ねられた人類を救うという大きなご計画の中を突き進んでいく中にあったとしても、主イエスは、たった一人の人間が憐れんでくださいと助けを求めるならば、「立ち止まって」くださるお方なのです。
主イエスは、求める者には必ず、立ち止まってくださるのです。知らんぷりはしないのです。
②主があなたを救ってくださることを知ることによって「主よ、また見えるようになることです」と言った盲人に対して、主イエスは「見えるようになれ、あなたの信仰があなたを救った」と言っています。
「あなたの信仰」とは何でしょうか。それは、このお方なら何とかしてくださるに違いないと望みを主イエスに託すということです。また、あなたに私をお委ねします、という事でもあります。
願い続けても、願いが聞かれないのです、くたびれています。という方がおられるでしょうか。信頼したらいいと言われても、信頼しきることが出来ないのです。そう言われる方もおられるかもしれません。
今のあなたなりの精いっぱいがあればそれでいいのです。あなたのその思いは信仰だね、と主イエスは認めてくださるのです。
神は、必ずあなたに救いを与えてくださいます。救いって具体的に何ですか?それは、あなたが安心して大丈夫だと思える人生を歩めるように今の生活も将来をも神が導いてくださるということです。 主は、必ず、求める者に対し、立ち止まって、願いは何かと尋ねてくださる。主イエスに求めて、神からの祝福を頂こうではありませんか。