説教題:「あなたと共に歩みたい」
聖書:創世記 第6章5-12節
説教:土井恵 師
賛美:新聖歌8番「七日の旅路」1、2、3、4 新聖歌355番「主と共に歩む」1、2、3、4
この聖書箇所は「ノアの箱舟」と言われる箇所の冒頭部分です。人々が悪にはびこっている姿を見た神が、地と人を大洪水によって一掃する決断をされた物語ですが、ノアとその家族だけが残されました。彼らは神が命じたように大きな箱舟を作り、すべての動物を雄雌一頭づつ乗せ、大洪水から逃れました。この箇所から、私が皆さんと学びたいことは、「神は私達と共に歩みたいと願っておられることを知る」ということです。
1、神と共に歩んだノア
当時、人々の間には悪がはびこり、その心に計ることは常に悪に傾いていました。神は人を造ったことを悔やみ、心を痛められた、とあります。 一人だけ、主の目にかなう人がいました。ノアです。彼は「神と共に歩んだ人」でした。ノアは傷つけ敵対することが普通の世の中で、神を信じ、神を頼って生きました。それはたやすいことではなかったでしょう。けれどもノアは神と共に歩んだのです。大洪水から守らていることな箱舟での生活を通し、神が共にいて下さることの幸いを実感していたのではないでしょうか。
- あなたと共に歩みたいと願う神
神は、私達が思う何千倍もはるかに超えて、私たち一人一人と共に歩みたいと願っておられます。新約聖書には主イエスキリストが「私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」と仰った箇所があります。神から遣わされてきたイエス・キリストは、私達人間が心の底から神の愛を受け、私達が罪から救われるために、十字架刑にかかってくださいました。
ノアはこの箇所のあと、大洪水が40日間続き、それから150日間大地から水が引くまで箱舟の中で過ごしました。状況が落ち着いて大地に戻った時、ノアが第一にしたことは、祭壇を築きいけにえを捧げる事でした。これは、神を礼拝したということです。 私達もノアがしたように、礼拝を重んじ神へ感謝を表すのです。また、日曜の礼拝だけのことではなく、日ごとに、私と共にいて下さる感謝と喜びを神に申し上げるのです。
神は私達一人一人をいとおしい存在として見ておられます。神はあなたと一緒に歩むことを、楽しいとさえ思っていてくださるのです。私達もまた、神と共に歩むことを選び取ろうではありませんか。